マリリズム日記 by 武田マリ

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zoom RSS Life!(3)

<<   作成日時 : 2008/03/07 10:52   >>

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そんなわけで、京都研修のため、仕事もほぼ2週間入れずにいたところがぽっかり空いてしまいました。
しかも、世間的には私は京都に行ってることになってるわけで、でもココにいる私はいわば「ユウレイ状態」ってこと?
と思うと、突然のボーナス休暇を得た気分…。
いえ、本来の私なら、研修に参加できないことをものすごく悔やんだと思います。もちろん、残念な気持ちはありましたよ。でも、なぜかあっさり納得できたのです、この時は。
すっごい人混みの向こうに、待ち合わせの相手をぱっと見つけたその瞬間のようなすっきり感というか、とにかく、今、ココにいることがたまらなく「正しい」と思えるのです。

我が家にはおびただしい数の本があります。マンガから小説からかなりいろんな本があるのですが、私が「癌」と認定されてから、武田ヒロユキがさりげなく読んでいた本の中に、ホリスティック医学の第一人者、帯津良一先生の本がありました。元々胃ガン専門の外科医にして、西洋医学だけでは何か立ちゆかないものを感じ、中医学を学び、両方の良さを生かした医療を目指されている方です。
私も以前から知ってはいましたが、改めて、きちんと本を読んでみて驚きました。埼玉にあるこの先生の病院には気功の道場があり、癌患者が気功をしているのだとか…。そんな病院があるんだ…。そんな興味から、帯津先生のいくつかの本を読んでみたら、いやー、面白い。

そんなわけで、どうせセカンドオピニオン聞きにいくなら、同じようなコメントが返ってきそうな病院じゃなくて、全然違うとこに行ってみたいと考えた私は、ネットで検索…。そして、この帯津先生のクリニックが、なんと池袋にあることを突き止め早速予約することにしました。もちろん、どこの病院も混んでいますから、予約が取れたのは12月のはじめ。帯津先生はさすがに予約が取れず、滝原先生という先生にお会いすることになったのですが、おそらくこの方にお会いしてなかったら、私はこんなふうに納得して前向きに手術に臨むことはできなかったと思います。

さて、滝原先生に会いに行った日、それまでの病院での診察はすべて自分一人で行っていたのですが、武田ヒロユキにも一緒に来てもらいました。
この先生、元々は外科医として、なんと、ナイジェリア在住外務省の担当医だったこともあり、今は漢方の専門家という方。全然「病室」らしくない部屋で、普段着の先生は、私が病院から借りてきた資料をまずはじっくりと眺め、私の今までの経緯、今の状況など、時間をかけてゆっくり聞いてくれます。

自分の身体にメスを入れることに抵抗を感じない人はいないでしょう。私も、手術しないで済む方法が本当にないのか?切らなかったらどうなるのか?おとなしい癌ならそのまま静観するという方法はないのか…?と聞きたいことはたくさんあります。横にいる武田ヒロユキも、私の仕事がダンスを踊ること、指導をすること、身体を動かすことなので、手術が与える影響など聞いてくれたり…なのですが…あれ?話ずれてる?
「彼女は、アフリカンダンスをやっていて、西アフリカのダンスなんですけど…あのー、あの棚にある置物、ナイジェリアの木彫りですよね?」
「ああ、あれね。ナイジェリアの海辺の市で買ったんだよね。値段交渉しながらね。」
なんて、いつのまにか2人はアフリカの話で盛り上がってるし…。
しかし、私はそれまで必死で全然気づかなかったけど、棚の上のトーキングドラム抱えた人の木像、武田ヒロユキは部屋に入ってすぐに気づいてたらしい。
先生の方から「ちょっと病気のこと、先にやりましょうか…」と戻ってきてくれて…ああ、よかった。
それから、「癌」というものがどういうものなのか、私の細胞がどうなっているのか、さらに、なぜ切らないといけないのか…など、とても丁寧に説明してくださいました(本当は全部書きたいくらいですがとても書ききれないので、知りたい方はメールでもください)。
ただし、大切なことはあなたの気持ちですよ、と。
自分が納得いかない手術はよくない。もうちょっと待ってほしいというなら、一緒に待ってくれる医者をあなたが選べばいいんですよ。

そして、手術を受けるにしても、手術という「気と血を失う大仕事」に耐えられ、術後の回復を早められるように身体のレベルを上げておくことは大切ということで、漢方薬を処方してくれました(もちろん、これも私が納得できるなら…ということで)。

診察時間は1時間半くらいだったでしょうか。今の日本の医療では考えられないですよね。まあ、その分保険は一切きかないのですが、私はそれでも納得できましたし、心からありがたいと思いました。
逆に、こういうところに保険が適応されるようになると、日本はもっと豊かになれるのに…と思います。

さて、処方された漢方薬、いわゆる生薬ってやつですよ。普通の薬局に売ってるものとは違い、私の状態を問診、視診(外見や舌見たり)、脈診などでさぐりながら私オリジナル漢方を処方してくれるのです。貝殻みたいのとか薬草、木の実…。私はこの日から毎日1時間くらいかけてこの薬を煎じることになります。何とも言えない漢方のにおい(私は全然嫌いじゃないけど)に包まれて…魔女のような日々が始まったのでした。
(つづく)

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
なんだかニコニコしながら
夜中に一人で大きな鍋をかき混ぜてるところを想像しました。
最後に不思議な粉を入れて、
煙がボワっと上がるところまで想像できて
マリさんぽいって思えた。
しばらく会えなくて淋しい・・・(ToT)
早く元気になってね。
そうじゃないと私が元気でなくなりなるからね。
MAMI
2008/03/07 23:49
マリさん×武田さん、さすがにすごいチョイス力ですね。
そしてシンクロしてますね。人間力が、運にも現れるということなんでしょうね。
今後もどんどん良い方向にシンクロして行くと信じてます。
マリさんの文体から良いイメージしか浮かばないので、安心しています。
漢方魔女かっこいい!
亜風呂i
2008/03/08 01:17
☆MAMI姉さん

ありがとうございます。ご心配おかけしました。が、今日、退院します!
かなり元気です。まあ、ここで飛ばさないように注意しながらペース作っていくようにします。MAMI姉さんが元気なくなる前には間に合いそうです。

☆亜風呂iさん

ありがとうございます。そうですね、いい方向にシンクロできるように、感性を鍛えていきたいですね。やっぱり感性が曇ってくるといいチョイスできなくなりますしね…。
漢方魔女!気に入りました。
marilyn
2008/03/08 07:16

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